イギリスも年々夏の暑さが厳しくなっています。辛いのは冷房が一般家庭だけでなく公共の場所や乗り物でもまだ普及していないこと。バスやロンドンの地下鉄は具合が悪くなりかねない暑さと息苦しさです。近い将来政府は夏の暑さ対策にかなりの国家資金を注ぎ込むことになるのでは？と予想しています。

さて、例年はイースター休暇を利用し春に帰国していましたが、今年は7月21日〜約1ヶ月の一時帰国となりました。暑さは覚悟の上、美味しい夏の味覚を楽しみたいです！

7月末は恒例のアンサンブル・アカデミア・ムジカとのツアーに参加させて頂きます。

7月25日（金）宮崎県・都城、7月27日（日）広島市・流川教会、7月31日（木）東京・新大久保ルーテル東京教会にて。ゲストにオランダを拠点に長く中世・ルネサンスの分野でも活躍されているソプラノ夏山美加恵さん、そして昨年に続きイタリアよりアナイス・チェンを招聘し、充実の編成で、ローゼンミュラーを中心とした17世紀ドイツの器楽・声楽作品をじっくり聴いて頂ける、とても貴重な機会です。
https://qr.quel.jp/om/bfj99d

7月30日(水）はアナイス・チェン氏によるマスタークラス。私は通訳としてお手伝いさせて頂きます。中野スペース415で、ディミニューションに特化したとても貴重なマスタークラスです。午後のワークショップは全ての旋律楽器の方が参加できます。音大に通っていらっしゃる学生の皆様にもオススメです。

8月2〜3日は芦屋の平井み帆の本気！講座シリーズにお招き頂き、コレッリと18世紀イタリアの装飾法のレクチャーそしてアンサンブル・レッスンをさせて頂きます。モダン楽器でのご参加もレクチャーのみのご受講も大歓迎です！古楽の奏法に興味はあるけれど楽器も無いし、というヴァイオリニストの皆さんもご遠慮なくご参加ください。まだ2日（土）に少し枠があるようです。
お申込みフォーム https://form.os7.biz/f/5679fb8e

8月17日（日）は今年で3年目の共演となる平井み帆さん、懸田貴嗣さんとの自主公演。今年はいよいよコレッリのソナタ作品5全曲演奏に取り掛かります！今回は奇数番号編です。

いつもお世話になっている本駒込の今井館聖書講堂で、二回公演のため席数も限定し、心地よい空間でこの名曲をお楽しみ頂けます。

修士論文の時代から長く向き合ってきたこの作品。まとめて演奏するとなるとどのように取り組むか迷いましたが、気を衒うことなく、今の私が現代のオーディエンスにお届けしたいコレッリの音楽を紡いでいけたらと思います。
https://tiget.net/events/362693

8月中頃には東京近郊にて非公開個人レッスンも受け付けております。こちらのコンタクトフォームからご連絡ください！

「お子様がバッハやヘンデルに取り組んでいるがなかなか格好がつかず苦戦している。」「トリルをどんな風につけて良いか分からない。」などそれぞれのお悩みに合わせてアドバイス致します。

日本の皆様にまたお会いできるのが楽しみです。

鷲見明香